【決算発表】ドリブン・ブランズ(Driven Brands)2021年第2Q [DRVN] 

決算まとめ

事業内容

 ドリブン・ブランズ(DRVN)は北米最大の自動車サービス企業であり、米国49州と海外14か国に4100店舗以上展開しています。塗装やガラス、傷ヘコミ修理、オイル交換、洗車、メンテナンスなどのサービスを提供しています。

 2020年は新型コロナの影響により既存店売上高がマイナス成長しましたが、2019年までは不況時を含め12年連続でプラス成長(年平均+4%)をしています。これはDRVN自身が成長しているのに加え、市場が成長し続けていることを示しています。この市場の成長はこれからも続くことが予想されており、2019年では3000億$以上の市場規模になると言われています。

 ドリブン・ブランズ(DRVN)は積極的に買収、フランチャイズ化を行っており、店舗数を急速に拡大させています。最近では2020年4月に衝突修理サービスを提供するFix Autoを買収し、2020年8月にも洗車サービスを提供するICWGを買収しています。この他にも中小の企業を数々買収しており、業務効率化と規模の利を利用して売上高を向上させています。

決算まとめ

 それでは今回の決算を見ていきましょう。

●2021年Q2(FY21Q2)

売上高 $0.37B(予想$0.32B)前年同期比+123%

EPS  0.25$(予想0.16$)

●2021年通期ガイダンス

売上高   $1.4B (予想$1.3B)

EPS    0.83$(予想 0.66$)

・既存店売上高成長率 2桁前半のプラス

 売上高は予想$0.32Bに対し$0.37B(前年同期比+123%)、EPSは予想0.16$に対し0.25$と売上高、EPS共にコンセンサス予想を大きく上回りました。前年同期は新型コロナの影響により大きく減収していたため、成長率が大きくなっています。

 2021年通期のガイダンスは売上高は予想$1.3Bに対し$1.4B、EPSは予想0.66$に対し0.83$とガイダンスを上方修正しました。

業績

 それでは業績について詳しく見ていきましょう。

売上高

 上のグラフは「年間売上高、営業利益率推移」になります。

これまで売上高が右肩上がりで順調に成長し、2021年もQ2までで7億$(通期予想14億$)となっており2020年の売上高を超すことが予想されています。2020年、2021年の売上高の爆発的な成長はFixAutoやICWGなどの大型買収による影響です。DRVNは継続的な買収、フランチャイズ化により規模を拡大しており、今後の売上高成長も期待することができます。営業利益率は2020年にコロナの影響で低下しましたが、2021年には大きく改善していることが分かります。規模を拡大していく中で収益が悪化すると営業利益率が低下していくので、売上高の成長と共に営業利益率も改善(最悪維持)しているかも見ていく必要があります。

 上のグラフは「四半期ごとの売上高、営業利益率推移」になります。

 2021年Q2の売上高は3.7億$となっており、内訳はフランチャイズ収入が0.38億$、直営店売上高が2.06億$、独立店舗が0.56億$、広告宣伝費が0.20億$、供給およびその他が0.55億$となりました。2020Q3から発生している独立店舗売上高は海外店舗の洗車による収入割合に応じた手数料を示します。また、供給およびその他はフランチャイズ店舗への部品やオイルなどの供給による収益を示します。

 コロナによる影響で2020年Q1,2は減収となりましたが、経済の回復と共に既存店の売上高も回復し、買収により売上高を大きく伸ばしています。

店舗数

 上のグラフは「店舗数の推移」になります。

 2021年Q2現在、店舗数は4319店舗(フランチャイズ2802店舗、直営店733店舗、独立店784店舗)となっており、米国49州と海外14か国に展開しています。2016~2018年の間では店舗数はあまり変化していませんでしたが、2019年から大型買収などを積極的に進めており爆発的に店舗数が増加しています。2020年にはICWGの買収により800店舗近く増加しています。

株価

●2021/8/27現在 

 ・株価   29.50$

 ・時価総額  $4.94B

 ・PER   35.5倍 ※FY22通期ガイダンス EPS0.83$で計算

 ドリブン・ブランズ(DRVN)は2021年1月にIPOしており、そこから株価はヨコヨコで推移しています。DRVNはハイテクグロース株の様な高成長を期待することは難しいですが、市場の成長による売上高成長、買収による規模拡大による売上高成長を期待することができます。現在の株価水準はPERが35.5倍(2021年通期ガイダンスより計算)となっており、一般的には高い水準ではありますが、今後の市場の成長、企業の成長を考えると高すぎるとは思いません。

 私は数日前に少量ではありますが購入しました。今後株価が下がるようなら少しづつ買い増しも考えています。

まとめ

・2021年Q2(FY21Q2)の決算は売上高○、EPS○

・買収により規模を拡大させていく戦略を取っている企業

株価は割高すぎるとは思わない(筆者目線)

参考資料

SEC Filing | Driven Brands
Driven Brands Holdings Inc. 2021 Quarterly Report 10-Q
Security and Exchange Commission SEC Driven Brands Holdings Inc. Form 10-Q
https://investors.drivenbrands.com/static-files/d44edcfc-08d4-40ce-93cd-8df1a3388f16

コメント

タイトルとURLをコピーしました