【TSM】2021年度第1Q決算発表 台湾セミコンダクター

決算まとめ

決算まとめ

半導体製造メーカーである台湾セミコンダクター(TSM)が4/15に2021年第1Qの決算を発表しました。

2021年Q1

 売上高 129億$(予想127~130億$)

 粗利率 52.4%(予想50.5~52.5%) 

 EPS 0.96$(予想0.95$)

2021年Q2ガイダンス

× 129~132億$(予想131.5億$)

企業紹介

まずは、台湾セミコンダクター(TSM)がどんな企業かについて説明します!

事業内容:半導体製造(生産受託会社、所謂ファウンドリー)

本社  :台湾

シェア :56%(世界No.1)

セクター:ハイテク

時価総額:5600億$(世界第11位)※2021年3月現在

競合  :Samsung(サムスン),intel

TSMは世界一の半導体製造メーカーです。

半導体製造技術が競合他社と比べてダントツに高いことで有名です。

半導体は厚さが薄いほど性能が良く、TSMは現在5nmを量産生産しており、2022年から生産開始予定

(Samsungは5nm,intelは7nmの歩留まりで難航中)

 ↓競合のインテルの決算まとめ記事はこちら

TSMは半導体の製造のみを行っており、設計を行うNvidia,AMD,Qualcomm,Appleが顧客となります。

以前は中国のHuaweiが大きな取引先でしたが、アメリカの圧力により出荷禁止となったため現在は出荷していません。

このようにTSMは本拠地が台湾であり、各国が喉から手が出るほどの高度な技術を有しているため、米中関係による地政学的リスクが存在します。

業績

売上高、粗利率、営業利益率

売上高は前年比+25.3%、2020年Q4比+1.9%と右肩上がりで成長しています。

車載用半導体不足やテキサスの大寒波、半導体工場の火災などにより半導体需給はひっ迫しており、引き続き強い需要が続くと言われています。

Q4はクリスマスなどの影響によりスマホ、PC向け半導体の売上高が上昇するため、Q1,Q2は売上高の伸びが鈍化する傾向にあります。

粗利率、営業利益率の減少は、高収益であるApple向けの5nm半導体の売上が季節性により減少したためであると考えられます。

売上高構成

厚さ別のグラフから高収益である先端プロセスの5nm/7nmの売上高が近年増加していることがわかります。

また、それらの先端プロセスはHPC,スマホ向けに使用されていることが製品別グラフからも読み取ることができます。

2021年Q1の粗利率の減少については、スマホ向けの売上高(5nmの売上高)の減少に依るものであるとわかります。

今後の展望

半導体市場は今後数年高い需要により成長していくと予想されています。

このことから、TSMは投資額を引き上げ、2021年の設備投資額を300憶ドルを計画しています。

また、5nmの改良版である4nmプロセスは2022年から量産を予定しており、3nmプロセスは2022年下期に量産することを目標としています。

まとめ

・2021年Q1の結果はまずまず、成長鈍化はスマホの季節性によるもの

・半導体需給のひっ迫は今後も続くため、引き続き成長が期待できる

・4nmは2022年、3nmは2022年下期に量産目標

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