【INMD】2021年度第1Q決算発表 インモード(Inmode)

決算まとめ

インモード(Inmode)とは?

 インモードイスラエル発の美容機器メーカーで今爆発的に成長している企業です。脱毛や脂肪燃焼、シミ・そばかす除去、シェイプアップなどの機能を備えた高付加価値の美容機器を取り扱っています。これまで脂肪を除去するためには身体にメスを入れて脂肪を吸引することがスタンダードでしたが、インモードの機械では低侵襲(身体を切らない)を可能としていることが一番の特徴です。これまでの美容施術の痛くて費用が掛かりリスクがあるというイメージを払拭する革新的な技術を持っています。また、美容機器1つで1機能ではなく、一つの機器で複数の機能を持つことが出来ることも魅力の一つです。動画はインモードの美容機器の機能の一例です。

Morpheus8 Animation – 3 Pin Handpiece

 インモードの製品の販売先は一般人ではなく、クリニックや病院などの企業向けであるため、一度導入されれば安定した収益を挙げることが出来ます。また、美容機器本体だけではなく機器に必要な消耗品(動画にある肌に刺す針など)も販売しています。プリンターメーカーがプリンター本体ではなく消耗品であるインクカートリッジで大きく利益を出しているように、インモードも消耗品でかなりの利益を上げていることが予想できます。日本にも2017年に初上陸しました(日本初導入時の体験記事のリンクになります)。https://ananweb.jp/column/furuya-ukete/137359/

 コロナ渦による外出制限などにより人と会う機会が減ったり、マスクをしているため美容に気を遣う場面が減っていますが、ワクチン接種が進めば外出が増えマスクが不要になってきます。そうなれば女性は特に美容に力を入れるため、インモードの美容機器が活躍する機会が増えるだろうと期待しています。また、美容医療市場は年々成長しており、年10%弱の市場成長が予測されており、市場規模の成長と共に売上成長を期待することができます。

決算まとめ

 それでは今回の決算を見ていきましょう。

●2021年Q1

 売上高 6550万$(予想5620万$)

  前年同期比 +62%

 EPS 0.69$(予想0.53$)

●2021年通期ガイダンス

 売上高 2.7~2.8億$(予想2.65億$)

 EPS 2.60~2.75$(予想2.5$)

●経営陣コメント

・過去4四半期で消耗品の売上高が3倍に成長

・3月の売上高は過去最高を記録

・2021年以降、婦人科、眼科、泌尿器科の分野への参入を計画

 売上高は予想5620万$に対し6550万$、EPSは予想0.53$に対し0.69$とコンセンサス予想を大きく上回りました。売上高成長率が前年同期比+62%と高成長を維持しました。決算発表前に売上予想を発表しており、そこから大きくは変わらないためサプライズは特にありませんでした。

 2021年通期ガイダンスは売上高予想2.65億$に対し2.7~2.8億$、EPSは予想2.5$に対し2.60~2.75$とコンセンサスと予想を上回りました。前回決算時にQ4で通期の売上の40%を占めるとの発言を考えると通期の売上は3億$を上回る計算となるため、企業の通期ガイダンスは保守的ではないかと個人的には感じています。

 経営陣の直近1年間での消耗品の売上高が3倍になっているとの発言から、販売先であるクリニックや病院からの需要だけではなく、消費者の需要も大きく伸びていることが伺えます。また、3月の売上高が過去最高を記録したことから、アフターコロナに向け美容の需要の力強さを確認することが出来ます。現在の事業領域は美容分野のみに留まっていますが、当社の強みである高周波技術を生かして婦人科や眼科、泌尿器科などの新たな分野への参入を計画しており、ビジネス領域の拡大が期待されます。

業績

 それでは業績について詳しく見ていきましょう。

 上のグラフは「四半期ごとの地域別売上高推移」になります。

 2021年Q1ではアメリカの売上高が4407万$(前年同期比+43%)、海外の売上高が2146万$(前年同期比+123%)となり全体で6552万$(前年同期比+62%)という結果となりました。主戦場であるアメリカの成長もさることながら海外での売上高が爆発的に成長していることが分かります。海外売上が伸びることでアメリカの売上が占める割合が減ることで地域分散が進んでおり、良い傾向となっています。

 売上高推移全体を見ると新型コロナにより売り上げが大きく落ち込みはしたものの、その後の強い回復により年々成長を続けています。また、営業利益率もコロナ渦を除けば40%前後とかなり高収益なビジネスモデルとなっていることが分かります。それだけ高付加価値な製品を提供しているということが分かります。

 

 上のグラフはアメリカ、海外それぞれでの「製品別売上高構成比」になります。

・低侵襲

 …身体や顔に針を刺して施術する製品

・ハンズフリー

 …製品を身体に引っ付けるだけ(シックスパッドみたいなやつ)

・非侵襲

 …身体を傷つけない製品(デバイスを当てて熱で細胞を破壊したりする)

 針を身体・顔に刺して行う低侵襲がアメリカ、海外共に最も大きな割合を占めていることが分かります。低侵襲プロセスでは針などの消耗品が存在するため、利益の源泉となる製品であると推測できます。

 アメリカでは、低侵襲の次にハンズフリーの売上の割合が高くなっています。ハンズフリーはお腹や脚、お尻、顎などの部分的な引き締めを目的とする製品であり、施術中は医師が見ている必要がなく、本人もスマホが触れるなどの特徴があります。気軽に施術を受けることが出来るためアメリカで人気になっているのかもしれません。

 逆に海外ではハンズフリーの割合が一番低くなっています。理由など特に明記されていないためわかりませんが、人種による効果の差などが存在するのかもしれません。

株価

●2021/5/7現在 

 ・株価   77.21$

 ・時価総額 31億$

 ・PER   29.7倍 (2021年ガイダンス EPS=2.6$で計算)

 インモードの株価はコロナ前から約1.5倍になっています。しかし、営業利益も約1.5倍ほど伸びているため、バリュエーションが高くなって割高になっていることはありません。PERも約30倍となっており、現在の成長性を加味するとむしろ割安ではないかと感じています。

 2021年通期の売上予想が2.7~2.8億$となっていますが、今期が0.65億$であり成長性を加味して計算すると実際は3.0億$ぐらいまで行くのではないかと予想しています。そうなるとコンセンサス予想をビートする展開が考えられるため、株価も一段と伸びてくれるのではないかと期待しています。

※筆者はインモードをPFの主力として保有しているため、かなりのバイアスがかかっています

まとめ

・2021年Q1の決算は売上高、EPS共にOK

 通期ガイダンスも良好

・アフターコロナで追い風

・海外売上が爆発的に伸びている

・株価は割安水準? (筆者目線

コメント

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